日本での就業を希望する韓国人の皆さんが、求人企業へ応募する際のメールや電話での問合せ時の注意点についてお話します!
日本では、基本的にまず先に自分の名前を名乗りますよね。皆さんもそうなさっていると思いますが、「キムと申しますが・・・」というように苗字だけを名乗る方が多いように思います。
韓国では自分の名前を名乗るとき、「キム○○」とフルネームで名乗っていましたよね。
日本に来ると「キムです」と苗字だけで名乗るのはなぜでしょう?
日本語を勉強する際、当然日本の習慣についても学ぶはずですので、人の名前の呼び方や自分の名乗り方についても習ったと思います。「普段、日本では苗字だけで呼んだり呼ばれたりする」「韓国と違って、日本には数多くの苗字があるから苗字だけで通じる」などなど・・・。
しかし、石を投げればキム氏にあたると言われるほど、韓国人の苗字としてはキムさんがたくさんいますよね。
友人と連絡を取るときには、その友人にとってキムさんが一人だけだったり、電話であれば声で判断できたりということになりますが、企業に連絡することを考えると「キムです」で大丈夫でしょうか?
皆さんが応募する求人の多くは韓国語が必要なポジションとなることが考えられ、当然ながら韓国人からの応募が多いことが予想されます。
企業の人事担当に「キムです」とだけ名乗った場合、どのような反応が返ってくるでしょうか?たぶん「どちらのキムさんですか?」「お名前をフルネームでいただけますか?」「ご応募者の中にキムさんが5名いらっしゃるのですが・・・」となると思います。
つまり、キムだけでは、電話の受け手、メールの受け手は人物が特定できないわけです。
ぜひ相手の立場になって考え、「キムです」ではなく、「キム○○です」とフルネームで電話、メール等をするように心掛けましょう。
ここでは代表例としてキムさんを挙げましたが、もちろん「パクさん」「イさん」や他の苗字も同様です。
当社にお問い合わせいただく際にも同様にフルネームでお願いしますね。